いわきりじどうかん 日記

仙台市岩切児童館の出来事をつづります

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2009. 05. 09

はじめてにであうこころ

児童館のことではありませんが・・・

仙台市博物館のこれをみにいきました

実はすでに2回いってます。そして来週もう1回いってきます。

というのもですね、大好きな伊藤若冲さんのあの『樹花鳥獣図屏風』が静岡県立美術館からやってくるんですね。
そりゃあ観にいかなきゃ・・・といろいろ調べたら・・・
あら・・・会期中入れ替え。

前回東京上野で『対決!』をみたときには、風神&雷神を入れ替えで観ることが出来なかったんで・・・その悔しさをわすれないためにも、地元だし行かなきゃね~と通うことにしました
対決!!のときのような国宝がわしゃわしゃ・・・という展覧会ではありませんでしたが・・・朝鮮王国と日本の名だたる絵師の関係がわかるいい展覧会ですよ。

ひとことでいうなら・・・

心を動かされると・・・何かがしたくなる

のがよくわかる展覧会ですね。

なんでしょう・・巨匠といわれている方々の「うわ~~すげ~!!おれも描いてみよう!!」
という声が聞こえてくる。そんな

韓国の李巌の狗の絵は宗達・若冲が真似してるし・・(というか朝鮮画の描く狗)その宗達の狗がまた・・・なんというか・・・味があるというか・・・狗にみえるけど・・・違うというか(笑)
若冲さんは箒と狗をかいてるんだけど・・・相変わらずの色使いに、細かさだし

そんなことはいいの。

もうね、なんていうんでしょう・・・

「うわ~~!!オレも描きたい!まねしたい!こうやろう!」
とはじめてみた衝撃を自分で描いてみてその技法を取り入れて・・・数々の作品を作り上げた巨匠達の時間を想像してクラクラきていました。

ディズニーにあこがれて模写していたのは手塚治虫
その手塚さんにあこがれて漫画家が育ち・・・そして・・コラボレーション作品も生まれてる。

音楽を聴く

バッハにあこがれる

モーツァルトにあこがれる

その旋律をなぞる。歌う。

舞台を観る。

衝撃を受けたオリジナルに近づこうとすればするほどその師は大きく立ちはだかる。

おもしろい。

本当に心が動かされたもの・・・それをひとは何らかの形でその感動を自分の中に取り入れようとして、そしてそれがいっぱいになって、あふれてきたら外に伝えようとする・・・
それが芸術なんだなあとおもいます。

こどもたちもそうですよね。
「今日なにがあったの?」なんて聞き出さなきゃ答えないような男の子も、本当にびっくりして話したくって・・・という時にはしゃべる続ける・・・。これはあとでちょっとお話したい出来事がありますのでおとのしみに。

反対に読書はこうはいかないですね。
あれは言葉を心で噛みくだくまでに時間がかかるので。
だから絵本を読み終わったあととか、本を読み終えたあとすぐに感想を聞いたり、「なにが書いてあった?」なんて聞くのは、こどもの感動を邪魔しているかのようで私はすきではありません。

おっと脱線。

で、そんなとてもいい企画なのに・・・・と感じたことが。

2回目に観にいった時に、小学生の団体がきておりました。

で、その様子をみていて・・・ちょっとがっかり。

というのもですね、フランスの芸術教育のあり方と日本の芸術教育の在り方にこんなに差があるんだとあらためて、思い知らされました。

フランスの「ケ・ブランリー」美術館にいった時に感じたことは詳しくはここをよんでいただけたらわかると思うのですが・・・

残念だな~とおもいました。

それには、学芸員や学校のワークショップのありかたにももっともっと改善の必要があるかなとおもいました。展示作品のところどころに、子ども向けに何か書いている・・・のは観ていました。
朝鮮王朝の使節団のこと。紙織画(ししょくが)のこととか・・・ブースごとに子ども向けの説明がありました。
その日は父といったのですが、父も私と似てる性格なので、一生懸命書いている子のものを「どんなことしてるの?」と覗き込み話しかけ・・てました。(←変なおじさんですよね)
団体の子ども達が持っていたファイルにあったものは、そこに書いてある文章をうつせばいいテストのようなものでした。つまりお勉強だったんですね。

せっかくの朝鮮王国の画と日本の画にだれも本気で出会ってないんです。

これ・・・本気でもったいないな~とおもいました。

『ケ・ブランリー』の美術館も、アジア・アフリカ・アメリカ・オセアニアの原始美術(つまりヨーロッパ以外)に焦点をあてた美術館だったので、欧州の子どもたちにとってはまさに「はじめまして!」の美術なんですね。だから、学芸員さんや、ボランティアのワークショップが言葉はわかりませんでしたが観ていてものすごく面白かったです。
きちんと集団で説明を受けていても、まず学芸員が本気になって「これはすごい!すてき!」という気持ちで説明をしている。あるグループは自分が気に入ったものを一つみつけて描くというワークショップをしている。
ひとつの展示にいくつものアプローチでこどもと美術を出会わせている。

昔の人が初めてその絵にあったときのことを想像させる。
同じ時代に日本はどんな時代だったのか。
TVもネットもない時代にその掛け軸はどんな意味を持っていたのか・・・

それを話しただけで、展示してある絵はまったく別な生きているものに変わると思うんですね。
引率している先生も子どもを展示通りに動かすことに終始

若冲があるのに!!宗達があるのに!!


もったいない・・・と本気で思いました。

わがラーメン理事長の勤めるアトリエ自遊楽校でこどもと「はじめてを出会う」をあそんできた私は・・・ううむ・・・アトリエのみんなだったらどう出会わせるかな~とかちょっと考えていました。
今年の3月の展覧会も、その出会いから生まれた様々な作品が並んでいて圧倒されました。
それは、若冲も宗達もかなわないものすごい生きるというエネルギーにあふれていたからです。

こどもの持つ感じ取る力というのはそれだけ素晴らしい。
かのピカソも晩年「やっとこどもの絵を描けるようになった」と・・・
だからね・・・ああ・・もっと工夫したらいいのにな~残念だな~と思いました。

社会見学・遠足・・・学校は学ぶところ

じゃあ児童館は?あそびから学ぶところ

学校は生きていくうえでの知識・技術を学ぶところ

児童館は?

なんだかたくさんたくさん考えてしまった博物館見学でした。

さて、最後に若冲さんの鳳凰に会いに行かなきゃ!!

仙台市博物館で5月24日(日)までですのでぜひごらんになってください!
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